The The

スミス結成以前から旧知の仲だったマット・ジョンソンとの作品。サラリとそのアルバムを流し聴いただけではジョニーのハードワークぶりを窺い怪い知る事は不可能であります。ここらでじっくりザ・ザでの彼の音楽に耳を傾けていただきまして、彼の愉悦や快感にも似た苦労を聴き取ってみて下さい。 


マインド・ボムジャケ

MIND BOMB (1989)

Good Morning Beautiful
Armageddon Days Are Here (Again)
The Violence Of Truth
Kingdom Of Rain
The Beat(en) Generation
August & September
Gravitate To Me
Beyond Love

このアルバムから参加。セッションばかりの生活にちょっと疲れたジョニーが、やっとバンドというものに加入することを”許された”と感じたマット・ジョンソンのThe Theです。ジョニーは、目一杯マットに気を遣っている風でしたが、インタで”全く気難しい親方だぜ”などの軽口も叩きました。The Theでジョニーは色々なことを学んだようですが、この方の前にジョニー節は炸裂出来るはずがなく、マットファンにはラッキーな一枚、ジョニーファンにはスルメな、職人技が光る一枚。何度も聴いているうちに、こそばゆいくらいにジョニーなプレイに出会えます。特に”Gravitate To Me”、”Beyond Love”の流れの中で彼のギター効果(あえて効果と云いきる)は絶大です。


DUSK (1993)
True Happiness This Way Lies
Love Is Stronger Than Death
Dogs Of Lust
This Is The Night
Slow Emotion Replay
Helpline Operator
Sodium Light Baby
Lung Shadows
Bluer Than Midnight
Lonely Planet

ダスクジャケ

ジョニーがこれまで成した仕事の中でも、特に素晴らしい作品です。作曲から全面的に参加しており、前作に比べたらかなりジョニー色も出ています。圧倒的に楽曲の良さが光っているのですが、”Dogs Of Lust”でのジョニーのプレイはワイルドさと繊細さを併せ持ったジョニー新境地のギター・プレイと云っていいでしょう。ジョニー得意のハモニカ・ワークを堪能出来る”Slow Emotion Replay”はファンなら涙もの、そしてこの曲は彼の存在感が最も大きい1曲と云え、その調べも、ちょっと今までのThe Theには有り得なかったような繊細で素朴で、暖かいものです。徹底してマット・サウンドに忠実なフリをしていますが、ジョニーが居なければ、絶対にここまでの素晴らしい佳曲にはならなかったはず。片足突っ込んだくらいでは成し得なかったであろう、才能と才能の融合した奇跡の一枚。私が、スミス以外で気に入っているジョニー作品の中でも、1-2を争うくらいに大好きなアルバムです。


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